リンパトレナージュとは

勉強を始めるきっかけ
リンパドレナージュという言葉を耳にしたのは、もう20年ぐらい前でした。
友人やお客さんから聞く感想は、「凄く痛い。」というのと、正反対の「軽いタッチ」というもので、??? どんなものなのか、ずーっと気になっていました。実際に自分が韓国の垢すりで受けた、リンパマッサージは、 オイルを使った、身体中をしごきあげるマッサージで、次の日には全身筋肉痛になってしまいました。

占星術で見る2001年の私の星は 「身体に取り入れる水に注意」 というものだったこともあり、 人間の身体の60%をしめる水分の、そのまた半分以上を占めるリンパ(液)について勉強してみようと、京都に旅立った訳です。(イギリスのクレア・マクスウェル・ハドソン校のアン先生が来日して教えてくれるというのも決心させる大きな要因だったかな) そこで知ったリンパの話を自分なりにまとめてみました。

MLDの始まり

ボッダー式MLD(マニュアル・リンパ・ドレナージュ)は、1932年エミール・ボッダー医師の、風邪をひいた人のリンパ節をマッサージすると良い効果があるという発見から始まり、30年間にわたる、テクニックの改良と効果の科学的証明がなされた後、1972年にオーストリアにスクールが開設されました。

リンパ液

身体の60%は水分ですから、まずリンパ液の話しからしましょう。 身体の水分の割合を簡単に計算してみました。

水分(体重の60%)
体重50kgsとし
30kgs
血液(体重の1/13)
3.8kgs
その他26.2kgs
(リンパ液、細胞間液)

血液は血管の中を通っている液体ですが、毛細血管壁から細胞間に染み出るときは、
赤血球・白血球・血小板を除いたものとなり、血漿・プラズマと呼ばれます。
リンパ液はこれに似ていますが、これ以外に

1)過剰な水分
2)老廃物(会社物や死んだり、傷ついた細胞)
3)たんぱく質(分子がおおきいので、静脈壁を通れない。)
4)リンパ球
5)長鎖の脂肪細胞
6)体外から入った異物(炭塵・ガラス粉・染料など)
7)細菌

1)から7)の物質(リンパ・オブリガリーロードと呼ばれます。)を含んで
リンパ管に入ってリンパ液となります。そして、心臓に運ばれていくわけです。

※たんぱく質は、浸透圧の関係で水を引き寄せます。
塩分だけでなく、たんぱく質の多い食事は、
むくみの原因になります。

リンパ管

リンパ液はリンパ管によって運ばれて、心臓に戻ります。
リンパ管は毛細血管のあるところ(身体中)に、はりめぐらされています。
血管は心臓からスタートしていますが、リンパ管はしていないのが大きな違いで、
両方とも心臓に戻っているのは、共通点です。

    起始リンパ管横断面図

皮膚下0.3mmに多く位置し、リンパ系において組織間液を吸収できるのは、この起始リンパ管のみです。組織間液の量が増えると、コラーゲン繊維がひっぱられて、自然に隙間があいて液がリンパ管の中に入ります。叉外の体積が減ると閉じます。

       
      リンパ管縦断面図

起始リンパ管に続き、アンジオンという弁膜に区切られています。リンパ管は、このアンジオンに区切られた分節がいくつも連なって出来ています。1つの分節がリンパ液で 一杯になると、収縮して次の分節へと押し出します。

アンジオンがきちんと収縮することが、リンパ液の正常な移動に必要です。
アンジオンの収縮を促すものに、
1)MLD
2)筋肉の動き
3)呼吸(吸息時の胸腔内圧のよる)
4)動脈の脈動
5)消化器系の蠕動運動

参考文献:
JEA MLDテキスト
リンパドレナージュ 別冊ソワンエステVol.9
Textboo of Dr.Vodder7s Manual Lymph Drainage Basic course
このページの 上に戻る